編入組のお金のすゝめ

この記事は群馬高専 Advent Calendar 2021 22日目の記事です。

この記事は、大学への編入もしくは、大学院への進学が決定して、これから新大学生活頑張るぞ!という方へ向けたTipsです。

この記事は、私の経験に基づく私見であって、記事上でのアドバイスがすべて適切であるわけではありません。参考程度に読んでくれたら幸いです。

※記事の内容を実践したことによって発生した、いかなる損害、損失について著者は一切責任を負いませんのでご了承の上お読みください。

進学決定おめでとうございます!👏👏👏

この記事を投稿する時期(12月)では、多くの高専5年or専攻科2年の学生は進路が決定していることと思います。 おめでとうございます

進学先では、一人暮らしを始めることでしょう。一人暮らしを始めるためにおすすめする3つのお金に関するすゝめを紹介します。

  • 奨学金を手配しよう!
  • カードを作ろう!
  • つみたてNISAを始めよう!

この記事では、以上の3点でお送りします。

奨学金を手配しよう!

一人暮らしにはお金が必要です。もちろん、おうちの経済状況によっては奨学金なんて必要ないよ!という方もいるかと思われます。
しかし私は、すべての人が奨学金は活用すべきだと考えます。

そもそも奨学金は奨学金ではない

日本では、奨学金は貸与と給付に別れます。文字通り、頂いた奨学金を返さなければいけないタイプと返す必要のないタイプです。(奨学金が返済必要なのおかしいだろ…それはローンだ..😭)

貸与型奨学金

給付型奨学金を貰う方法はいくつかありますが、今回は割愛します(調べてみてください)
ここでは、独立行政法人 日本学生支援機構(JASSO)の貸与型奨学金について紹介します。
返済が必要な奨学金なら借りなくてもいいだろ、という意見もわかります。しかし、ローンと考えると見方が変わります。
まず、学生でない18歳や20歳が200万~400万円弱のローンを組むことは銀行での信用上難しいです。
しかし、JASSOの奨学金であれば低金利or0金利で長期間のローンとしてお金を借りることができます。これは、学生だけに与えられたアドバンテージです。若いうちは時間はあるが、お金がない。歳を取るとお金はあるが、時間がない。とよくいわれます。
そうした論理の上では、奨学金低金利ローンを自分名義で利用できるというのは非常に強い学生特権です。ぜひ利用しましょう。

奨学金の金利は低い!

さらに、JASSOの金利は2021年現在非常に低いです。銀行での学資ローンが1.5%から2%であるのに対して、JASSOの奨学金は0.268%です。この利率は、銀行が提供するローンに比べて圧倒的に低いですし、後述するつみたてNISAを考えると得でしか無いです。
勧めはしませんが、カーローンを組むより、奨学金をつみたてて、車を一括で買って奨学金を返済したほうがお得です。

奨学金は努力次第で返済免除に

JASSOには有利子と無利子の奨学金がありますが、成績とおうちの経済状況によっては無利子が選択できます。上記のことを考えたら、無利子に採択されたら勝ちです。0金利ローンが手に入ります。
さらに、大学に学業成績が優秀であれば、半額免除や全額免除になることがあります。この採択率は非常に低いですが、仮に採択されれば実質のボーナスです。奨学金を手配しておくだけで、ボーナスチャンスへの参加権が手に入ります。

カードを作ろう!

ここでは、なぜカードを作ったほうが良いのか、どんなカードを作るとよいのか紹介します。

  • 一人暮らしを始める前にカードを作っておくと面倒が少ない
  • カードは学生のうちが作りやすい
  • カード払いでもらえるポイントはお小遣いになる
  • 学会参加で必ず必要になる

まず、一人暮らしを始めると住所関係でめんどいです。
住民票の住所がまだ家 -> カードは実家に届く、本人限定受取郵便のため受け取れない
住所が新居 -> 各種身分証と入力する住所が異なると色々手続きが面倒
のため、実家で受け取れるうちにカードは作っておくが吉です。
銀行口座も1つか2つ新しく作っておくとイイです。おすすめは住信SBIネット銀行です。セブン銀行、ゆうちょ銀行、ローソンATMでの預け入れ、引き出し手数料が毎月一定回数無料なので。振込手数料が毎月一定回数無料なのも強い。次点で東京スター銀行など。

カードを発行する際には審査が行われます。学生のうちであればカード審査は通りやすいですので、作っておくが吉です。

一人暮らしをすると光熱費食費住居費を自分で管理します。
多くのクレジットカードは支払いの1%程度をポイントで還元されます。 光熱費5000円+食費15000円+交遊費x万をカード払いに、そして後述するつみたてNISAを行うと最大1000円程度が還元されます。 お得!

研究室に配属されると年に1回以上は学会に論文を投稿して参加することを催促されると思います。
学会に採択されると、論文投稿費や参加費に3~5万程度、さらに国内の現地参加には交通費数万、海外では数十万の私費での立替が必要になります。これを行うためにもカードが必要です。(さらにポイント還元がお小遣いになる😋)

おすすめのカードは楽天カードです。後述のつみたてNISAで使えます。カードもブランドを変えて2枚ほど作っておくと、片方の上限に達しそうなときにもう片方が使えて便利です(学会が重なると月に15万くらいの立替が発生するので…)

つみたてNISAを始めよう!

ここからはExtraになります。余裕のある方のみへのおすすめになります。

もし、お金に余裕があって奨学金が余るようであれば、つみたてNISAに投資することをおすすめします。20歳からはじめられます。

そもそもNISAとは少額投資非課税制度です。つみたてNISAとは、その制度の一形態です。 金融商品の一つに投資のできるものに投資信託があります。通常、投資信託で得た利益にには所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%=20.315%の課税がなされます。しかし、つみたてNISAを用いると年間40万までの投資によって得た利益には課税が免除されます。
毎年40万円の非課税投資口座は20年間運用できます。
例えば、S&P500という投資信託へ20年間運用したとして年利を3%と見積ると72万円となります。この差額32万円に税金がかからないため、まるまる利益とすることができます。この投資を毎年非課税で行えます。
※もちろん、投資ですから確実に利益を得られるとは限りません。

通常であれば、年間40万円の投資など学生のうちであれば始めることは難しいでしょう。しかし、JASSOの無利子奨学金を借りることができたら…? あなたは、実質的な担保や負担なしに投資を始めることができます。これも学生のうちの特権になります。
つみたて投資は実質貯金ですので、いつでも引き出すことは可能です。また、つみたて投資を学生のうちから始めておくことで、就職した際に重要な貯金する癖をつけることができます。
おすすめの証券口座は楽天証券です。
楽天証券は楽天カードで月5万円までカードで投資信託を購入することができるため、実質ポイントで利回り1%が約束されます。(最大500円のお小遣いが毎月もらえると考えても良い)

※つみたてNISAなど、投資信託を始める際は十分に情報を収集してからにしましょう。今の時代、YouTubeなどで解説している動画がたくさんあるのでまずそれを見ることをおすすめします。

まとめ

以上のことをまとめると、奨学金の申請を行って、一人暮らしを始める前に楽天カードと楽天証券口座とその他いくつかネットバンクを作って、奨学金の余ったお金を楽天証券の積立NISAに突っ込んでおく。 が、お金のすゝめになります。
お金をしっかりと管理して、必要なときに必要なお金が取り出せるようにしておきましょう!